おきらくミルフィーユさん

まったりしてもいられないが、なるようになれ。限りなく言語障害に近い私が私なりにコトバで伝えることができたらよいな。と思って始めました。

「プログラミング的思考」という単語の罠

プログラミング的思考
文部科学省がそう言って来た。


言葉尻だけとればかっこいいのかもしれないが。
いまだに「こいつらは本気なのだろうか」と思っている。

 

世の中に善人と悪人がいるように
プログラミングも善人が作るものと悪人が作るものがある。

 

こどもに悪人になれと言っているわけでも
善人になれと言っているわけでもない。

 

問題は教える側の教師陣が
きちんと説明できるのかという点にある。

 

プログラミング、それ自体は
たいして難しい事ではなくて
基本を掴めばおじいちゃんおばあちゃんでも
割と簡単に組めてしまう。

 

これは本当の話。
HelloWorldぐらいなら数分で作れる。

 

以前、書きなぐりで
「人間形成できてないこどもにプログラミング的思考を教えるのは本気なのか?」
と言った事がある。

 

この言葉だけとると、何が悪いの?て思う方もいらっしゃると思う。

 

何が悪いのか。

変な言い方をすれば

漫画「カイジ」に出てくる利根川のある言葉

 

「金は渡すと言った、だが、時間と場所までは指定していない」

 

これに尽きる。


プログラミング的思考に言えば
・金を渡すという関数はあるが
・時間がいつなのかはNULL
・場所がどこなのかはNULL


ゆえにエラーとなり金はもらえない。

 

普通の人間なら、金は渡すと言われれば

「すぐにもらえるもんだ」という思い込みが走る。

思い込みがハズれるので、ハズれた方は感情的になる。

 

こういう図式である。

 

コンピュータからすれば当然である。
もらえるわけがない。

 

そこに人情とか感情とか思い込みに対する思いやりとか
あるわけがない。利根川も基本そうだった。

 

この辺りを教師陣がうまく説明できるのか?
しかも人間形成ができていない、ちいちゃなこどもに。

 

と思ったわけです。

 

ゲームの話題からひとつ。
私はドラクエウォークをやっているのでその中から。
ドラクエウォークには「ふくびき」というものがありまして
装備がもらえるガチャなんですけど。

f:id:m_millefeuille:20220318101329p:plain

ふくびき

ご丁寧に排出確率が書かれているんです。
こんな感じです。

f:id:m_millefeuille:20220318101352p:plain

抽選の説明

ふむふむ、1回ごとに割合に基づいて抽選を行うんですと。

 

f:id:m_millefeuille:20220318101432p:plain

ふくびきの排出割合

★5の提供割合は7%と。だいたい14分の1~15分の1か。
となるじゃないですか。

 

そうすると、15回引けば★5が当たるのか?
悪くても30回とか50回とか引けば★5は見れるかな?

 

甘い。甘すぎる。

そんな事はどこにも書いてない。


「毎度7%の確率で当たるような抽選を行っています」

 

なんて事はどこにも書いてないわけですよ。

 

抽選のアルゴリズムは書いてない。
分母がいくつの7%なのかも書いてない。

 

箱の中に100個ボールがあって
★5と書いたボールが7個あります。
1つ引いてください。
という抽選方式ですなーんて事は書いてないんですよ。

 

「提供割合にもとづいて抽選を行います」
ってだけ書いてあるんですよ。

 

全ての人にすべての時間に均等ですとも書いてないんですよ。

 

その抽選において「必ず当たりを手に入れる可能性があります」
とも書かれていないんですよ。

わかりますか?

 

最初の100人は何をしても絶対当たりません
ていう可能性もあるし
最後の人は全部当たりです
ていう可能性もあるし
本当に抽選しています
ていう可能性もあるし


どうなってるかわからないんですよ。

 

転じて。
そういうところって、小さいこどもからしてみれば
「ずるい」
っていう風になるんですけど。


それをちゃんと説明できるのか?
説明したうえでどうすればいいのかっていうのを
こどもに教える事はできるのか?
っていう所なんですよ。

 

そんな考えは曲がってる!って
思う方もいるとは思います。

 

でも、こどもが全員純真無垢だっていう保証はあるんですか?
こどもが全員そういう考え方をしないっていう保証はあるんですか?
教師陣にそういう説明ができるまで

プログラミング的思考を勉強しろとでも言うのですか?

 

算数と混同して落ちこぼれる可能性のあるこどもはどうやって救うのですか?

 

などなど懸念がたくさん出てくるんですわ。

 

ただでさえ教師陣はあれやこれやと時間がないという話を聞き
サービス残業で疲弊し、いじめの隠蔽を上から指示されてさらに疲弊し
誰が学校の先生やりたいってなるんだって思う。

 

だからとて、表面だけのプログラミングを教えるんだったら
そんなプログラミングは役に立たない。


それこそ、「学校の勉強は社会に出て役に立たない」
を助長するだけ。

 

なんかいい方法あったらいいのに。
うちのこどもには、そりゃマンツーマンで酸いも甘いも
プログラミングの(いや、コンピュータの)基礎から
応用までわかる範囲で全部教えてあげようと思います。

 

ついでに、こうやって

「決まってないからこうだと思った」みたいな

思いつきでコーディングとか設計とかかましてくる

切ない方々が日本では「システムエンジニア」です

みたいな大きな顔してたりするんですよね。

 

マジで困ります。

 

いろいろな考え方の人がいると思いますのでどれが正解かなんてのは

わかりませんが、私の考え方はこんな感じ。

 

こちらもいかがですか?

dヒッツやってみよう! 初回31日間無料の聴き放題サブスクをご紹介
お酒の備忘録 お酒の「あれなんだっけ?」のまとめ
画面キャプチャ 簡単にPC画面のキャプチャができる
GlobalIP グローバルIPを変えたくなったらやること